ペットショップに行くと、かわいいワンちゃんがたくさんいますよね。
つぶらな瞳に見つめられて、もこもこの小さな身体を抱っこしたら、是が非でもお家に迎えなきゃという気分になるでしょう。
もちろん、インスピレーションが1番大事です。
ビビッときた子が貴方に合っている可能性が1番高いです。
ただ現実的に、犬種によってなりやすい病気や気質などが違います。
今まで多数のワンちゃんに関わった経験から、独断と偏見でランキングをしました。
個体差はもちろんあるので、ちょっぴり参考にして頂けたらと思います。
<しつけ初心者にも優しい、 小型犬TOP3>
①ヨーキー

小さいくて大人しい子が多いです。身体が大きいとテンション高めな傾向が。。
ポイント☆ 毎月シャンプーカットが必要です。
②キャバリア

のんびりおっとり系と、常にテンション爆上げな子の両極端です。
どちらの子も何をしても怒ることはあまりない印象です。
ポイント☆ 心臓病にはなりやすいですが、なっても意外とケロッとしています。
③シーズー

のんびりおっとり系が大半、稀に嫌なことをすると怒りんぼに豹変する子もいます。
ポイント☆ 心臓病、皮膚病、緑内障には要注意です。
<しつけ初心者にも優しい、大型犬TOP3>
①ゴールデンレトリーバー

大型犬有名No1といっても過言でないゴールデンレトリーバー。
ほとんどの子が飼い主さんの言うことをよく聞く優しい子です。
たまに大人になっても、テンションの爆上げ子犬の性格のままの子もいますが、ご愛嬌。
ポイント☆ よだれと抜け毛は多いため、毎日お掃除をがんばりましょう。
また犬種の中でもトップクラスで、腫瘍(ガン)になりやすいと言われています。生まれつき股関節の異常を持ってる子も多数います。
大型犬全般に言えますが、飼育・通院費用が高くつくこと、さらに高齢で寝たきりになった時の介護生活が大変なことをよく理解した上で飼うようにしましょう。
②フラットコーテッドレトリーバー

ゴールデンと同じく賢く、大人しい子が多い印象です。
残念ながら腫瘍にもなりやすい子が多いです。
③ラブラドールレトリーバー

ラブラドールはテンション高めで良い子が多い印象です。
たまに繊細な子もいます。
ポイント☆ ゴールデンレトリーバーと同じくよだれと抜け毛は多いです。
腫瘍になる子は少ないですが、股関節の異常は多いです。
<しつけが意外と難しいTOP3>
①柴犬

飼い主に従順な賢い子に育つ可能性を秘めていますが、、本格的なしつけが必要です。
柴犬ちゃんを甘やかして育てると言うことを聞いてもらえず、嫌な事(爪切りなど)をしようとしただけで噛まれてしまう飼い主さんも結構いらっしゃいます。
ポイント☆ 上手にしつけができたら、とんでもなく優秀な相棒になります。皮膚病、緑内障、高齢になってからの認知症(夜鳴きがすごい)に要注意です。あと毛がものすごく抜けるため、頻繁なブラッシングが必要です。
②チワワ

小さくて愛らしいチワワちゃん。意外と気が強い子が多く、小さいが故になかなかしつけが難しいと思います。もちろんおっとり系の子もいます。
ポイント☆ 心臓病になりやすく酸素室に入院する率も高い印象です。水頭症という頭の病気にもなりやすいです。飼育レベルやや高めです。
③トイプードル

おしゃれでかわいいプードルちゃん。大人しい子が大半ですが、気が強い子も結構います。完全に偏見ですがレッドカラーの子は強めな印象です。
ポイント☆ 毛が抜けにくいという絶大なトイプー推しポイントがあります。
毎月シャンプーカットが必要です。
もともと足が細く弱い子が多数いるため、骨折・股関節・膝の病気には要注意です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人間の性格は、半分近く遺伝で決まると言われているそうです。親や家庭の影響は0-11%とも言われています。
ペットでも性格に関わる遺伝子についての研究が進んでおり、論文が報告されています。
・ドーパミン受容体4型の反復構造領域の長さの研究=長い方が攻撃性が高い
柴犬>ゴールデン
また、遺伝子の検査ではありませんが統計学的には
・攻撃行動が問題になる割合が、黄色のラブラドールの方が茶色のラブラドールより高い
・雄犬の方が攻撃性高い。分離不安の雄犬も多い。
などの研究が報告されています。
また犬ではありませんが、マウスや豚では
・小さい時に母親からグルーミングをたくさん受けていると大人しい子に育ち、少ない場合は攻撃性が高くなったり分離不安になりやすかったりする。
と言う報告もあります。
正直ペットショップは商売なので人気のある小さい子が多いです。
現在は生後56日を経過しない犬及び猫の販売、販売の ための引渡し・展示が禁止されています。
それでも早くに母犬から引き離されて生後2ヶ月程度でペットショップにいるより、ある程度大きくなるまで母犬と生活した方が性格も安定して良いのでしょうね。
最後に
ブリーダーやペットショップで、子犬をお迎えするときに
「どんな子でも愛情と責任を持って最後まで育てるわ」と言う方は大丈夫です!
できたら里親募集の保護犬の引き取りも1つの案に入れていただければと思います。
もしも、犬を飼うのが初めてで心配・・・と言う方は、
・ブリーダーやペットショップの飼育環境
・母犬や父犬の性格や持病
・本人の身体検査や性格
・犬種の性格が自分のライフスタイルに合っているか?
・犬種特有の病気に対処できるか?
以上のことを確認してから飼うことを検討してみてはいかがでしょうか?
また、しつけの本の中で写真が多くわかりやすかったものをご紹介します。飼う前にしつけの雰囲気を感じておくと良いと思います。
子犬の育て方・しつけ 西川文二著

それでは素敵なペットライフを!