熱いお湯が疲れを余計に取れなくしています
このように温泉などに行った後に疲れを感じることなどよくあります。かえって身体を疲れさせているという現実があります。
入浴そのものには疲労感を和らげる効果がありますが入浴すると血管が広がって血液の流れが良くなり、かなり溜まっていた老廃物が体外へ排出されます。
しかし入りかたを間違えると逆効果になります。実験結果によれば全身浴と半身浴とで疲労度を比較したところ、全身浴の方が疲労度が入浴前よりひどくなってました。

これは上半身を温めると交感神経が優位になり下半身を温めると副交感神経が優位になるため、肩まで使った場合には交感神経が優位に働き、自律神経の負担が大きくなったと考えられます。
お湯の温度にも関係があり熱いお湯につかると交感神経が働いて(血管を締めろ)と自律神経が命令を出します。これにより体が緊張してる状態となったリラックスができなくなりかえって身体を疲れさせてしまいます。
熱い湯につかった後は確かに目が覚めてすっきりします。これは交感神経が働いて脳が覚醒しているからそのように感じます。ですが疲労回復はしていません。
このように疲労を取るためには、まず身体の負担の軽い半身浴がお勧めです。汗を大量にかく長時間浴槽につかるのも同じく疲れてしまいます。 38度から40度くらいのぬるま湯に15分くらいつかるのが1番体にも良い状態です。
緑の香りで疲れを軽減する驚く効果

もう一つ疲労回復効果が科学的に証明されているのが緑の香りです。芝などを芝刈り機で刈った時や新茶などの缶を開けた時の香りで(青葉アルデヒド)(青葉アルコール)と呼ばれる成分です。
効果を実証するために、ある研究チームが2匹のサルを使い、香りを嗅がせたサルとそうでないサルにそれぞれ分、簡単なボタンを押すテスト作業を行いました。
その結果匂いを嗅がせなかったサルは反応時間が遅くなり作業能力が低下ました。一方匂いを嗅がせのサルは作業能力が低下しないという結果になりました。
これは香りの成分が鼻の中にある臭細胞を刺激し神経を通して脳の神経細胞に作用し機能します。その結果疲れ元である活性酸素の発生が軽減され疲労が軽くなったと考えられます。
そもそもストレスが疲労の原因になるのはストレスが対抗しようと交感神経が活性化して脳が覚醒します。
体の各器官を戦闘態勢にして緊張状態を作り出しています。ですがそれらは長く続かないため強いストレスを長期間受け続けると、ストレスの種類に関係なく汎適応症候群という反応を示します。
不安や落ち込み集中力や思考低下をするのはこのためです。そしてストレス反応が長期間続いたり慢性化したりすると、人それぞれの限界値作を境にストレスに対する抵抗力が徐々に低下します。
根本的な解決方法はストレスの原因を取り除くことに尽きます。または自分自身をストレスのない環境へ退避させることが良いです。
でも実際には容易ではないのでストレスの対処ではなく交感神経を優位にして疲労を軽減させる、環境などを整えて癒しの空間を作り心身を休息させることも必要です。
ストレスに必要なのは科学的な効果も認められていることで炎のある暖房や、ゆったりとした音楽、木の空間など解消するものもあります。
まとめ
入浴方法
熱い入浴は交感神経が働くためNGです。半身浴で38度から40度のぬるま湯に15分ほど漬かるのが良好です。
緑の香り効果
青葉アルコール 青葉アルデヒド
(徹夜などをしている時体に負荷がかかってている最中に嗅ぐと効果が大きい)
ストレスを解消し副交感神経を優位にするもの
・疲労を解消音楽
・高濃度水素水
・木部屋
・気泡水流浴 微細気泡浴
・縁側などがある部屋(空間)