月曜担当のTAKUCHANです。
私は普段は会社員をしているのですが、
コロナ禍ゆえに昨年3月からほぼ一年間
テレワークをしております。
世間的にも長い方ではないかと思います。
今回はそのテレワークになって思うことを
書きたいと思います。
24時間働けますか?
私はアラフィフでして、
ちょうど私が入社した1990年初頭は
いわゆるバブルが弾けた!っと言われた頃ですが、
まだまだバブルの余韻を引きずりながら
景気維持もしくは挽回のために、
毎日遅くまでガムシャラに仕事してましたし、
それが「デキる男!」みたいな文化?
が会社に根付いており、
朝8時に会社来て退社は平均21時、
遅いときは電車がなくなる24時付近というのが
フツーでした。
上司や先輩よりも早く帰ることがタブーの時代!
先に帰ろうものなら、上司や先輩から
「あいつは仕事が足りんのじゃないか?」
と陰口される有様! ブラックですね~。
その頃を象徴するCMがありました。
人によっては、会社で毎晩寝泊まりしてる人もいました。
今から思えば異常ですね(笑)
まあ、私も若かった頃は体力的にも精神的にも
充実してましたので耐えられたのかもしれませんね。
それから、時は過ぎ世の中の様相は変わってきました。
過労死等防止対策推進法制定
ほんの20年ほど前、海外から見た日本人の印象はというと、
「眼鏡をかけて七三分け」
だそうです。
これは勤勉で勤労のイメージがそうさせたそうです。

確かに日本人は世界的に見ても長時間労働で
働きすぎのきらいがあります。
一方で、真面目ゆえに働きすぎて体に無理がかかり、
脳血管疾患や心臓疾患などで亡くなってしまう方や、
過度な業務を続けたために心理的に大きな負荷がかかり、
精神的に追い詰められて自殺してしまう方など、
いわゆる「過労死」が大きな問題となりました。
そこで、2014年11月に「過労死等防止対策推進法」が
制定され、これまで長時間働くことは「デキる男?」という
古い悪習がありましたが、日本で初めて「過労」に対する
法律ができたのでした。
日本社会は変われるか?
先述したように、私の勤める会社も以前は長時間労働が
当たり前でしたが、昨今の経団連が進める労働環境の見直しや
ワークライフバランスなどを主軸に大きく舵を切ってきました。
さらに、2019年には経団連会長とトヨタ自動車社長が相次いで
「日本では終身雇用制度が維持できない段階に来ている」
「雇用体制の変革が必要」
などと終身雇用の崩壊や働き方改革、副業解禁など
日本社会は大きな転換点に差し掛かっているのですが。。。
とは言え、戦後から続く高度経済成長期を経て
経済大国の一員となり安定成長時代に確立された
大日本帝国のヒエラルキー(ピラミッド型の階級組織構造)は
早々、簡単に変わることができずにいます。

これは日本人特有の「変化を好まない」気質
が大きな要因とも思えます。
しかしながら、時代はコロナ流行により
新たな局面を迎えています。
否応なしに変化せねばならない時代!
私の会社ではコロナが始まる前から
早々と労働環境にメスを入れてきています。
今まで長時間残業が黙認されてきましたが、
3年ほど前の電通で過労自殺が報道された頃から
社員全員に厳命がくだり、
20時までの退社が基本、遅くとも21時社
が徹底されました。
さらに、自宅に仕事を持ち帰る可能性もありますので、
会社から貸与された社員の業務用PCには
監視ソフトが入っており、勤怠管理とPC使用実態の
齟齬を上司が確認しチェックされるという徹底ぶりです。
そこまでやるかぁ?って感じですが。。。
まあ、そこまでやるから建前上のルールではなく
思い切った方針転換の浸透が図れるのかもしれません。
また、その頃には世間より進んで在宅勤務を
取り入れるようになりましたが、
最初はまだまだ在宅勤務をする風潮ができておらず、
ほとんど実践する人はいませんでした。
それが、昨今のコロナ禍においては、
「止む無く出社せねばならない者以外は在宅勤務をすべき」
との御触れが出てこれまた強制的にテレワークすることに。。。
最後に・・・
そんなわけで私がテレワークを始めてかれこれ丸1年が経ちます。
今までは仕事をするために会社に行かないとと思ってましたが、
在宅でもなんとか仕事ができちゃうんですよね。
今となっては、ほぼ自宅に引きこもりの生活に慣れすぎて
たまーに出社しましたら、とても疲弊してしまいます。
イヤイヤ病か?
正直、ガムシャラに長時間労働していた頃が
遠い昔のようですし、今とは雲泥の差です。
完全にテレワークの居心地に
慣れきってしまいました。
しかも、会社方針としてはコロナが終息しても
働き方の選択肢としてテレワーク制度を継続するとのこと。
いつの間にか私はもう、
会社員でありながら会社には行けないカラダ
になってしまったようです。。。ヤバい。
でも、在宅でも大きな課題なく仕事が完結するなら
今のご時世はそれに越したことはないですね。
そんな私が思うテレワークの良いところ、悪いところについては
またの機会にお話ししたいと思います。
では、また!